2011年1月11日火曜日

ヒロシマ

ATTAMEです。
自身のBlogでも投稿させてもらってますが、自分の感じたことを一人でも多く共有できたら。と思い、投稿させてもらいます。

以下、この正月に広島に帰省したときのレポートです。


2011年。
この正月に広島に帰省してきました。
母方の祖父が入院しているので、お見舞いも兼ねて。

祖父は元気そうでなによりでした!

親戚もみんな広島にいるので、母方のみんなには会うことができてホッとしました。(父方は大崎上島という島なので時間の都合上、行けず。。)

到着後、広島駅からその足で向かったのは白島にある、ChockeeさんのRecord Shop『Sharevari』。

Chockeeさんとは今月1/28(fri)に東京西麻布elevenにてMoochyさんのイベント『MOVEMENTS』でご一緒するので、その挨拶も!

昔、名古屋にも住んでいたみたいで、共通の友人もたくさん!
会話の節々で「繋がってるね~!」連発(笑)

こういうのって嬉しいっすね!

置いてあるRecordも、素晴らしい!!!
かなりの枚数視聴させてもらって、もちろん購入!
また堀りに行かせてもらいますよ!

1/28の再会を誓って、その足で宇治の親戚&家族のもとへ。

ここでは、いろいろあって。。今後の自分の行動を正し、見つめ直すことを決意。


さて次の日。

幼少の時から何度も訪れている『平和記念公園』へ。

毎回行く度に、受ける印象が変わるのは自分の心の変化なのか。。
正直今回も更に衝撃と発見でした。
(ちなみ平和記念資料館は入場料大人50円!)


今回の訪問でメモを取っていたので少々。


1894年に日清戦争が始まったときに、広島市に大本営が設置されたことで、広島が軍需都市として機能しだしたんですね。これが後に原爆を落とされる要因の1つに。

1931年の満州事変による満州国の設立。これに更に拍車をかけたのが盧溝橋事件。これらがきっかけとなって日中戦争が勃発。
日本では聖戦と謳われ、しかし中国国内では日本人による南京大虐殺。。
中国の調査では、その数およそ30万人。
ヒドすぎる。。

その頃から始まった「贅沢は敵だ」などの、いわゆる精神総動員
ここで館内のおばあさんが解説していたのが、「”いまのどこかの国”みたいに自由なんて全くなかった。あるのはお国万歳の思想。ごはんもすべて配給制。今の日本がどれだけ恵まれているか。」
すごく印象に残る言葉。。。

1942年.ドイツが発見したとされる原子爆弾。これをおそれたアメリカが開発を急いだのが「マンハッタン計画」。1945年7月に実験が成功(?)している。
あのアインシュタインが、当時の米大統領ルーズベルトに信書を送ったことが1つのきっかけとなって、開発が始まっている。
資料には記載されてなかったけど、2Fの売店のある本の帯に「自分の人生で唯一犯した過ちがある。それはマンハッタン計画に署名したことである –アインシュタイン-」とありました。

当時原爆は、他の爆弾と違う投下方法だったらしく、予行演習として原爆と同じ型の模擬爆弾(通称パンプキン)を日本全国に投下している。
数にして49発。そしてその中に四日市も名古屋も含まれていました。
この模擬爆弾による死者およそ1600人。

そして1945年8月6日。午前8:15。広島に原爆投下。

当時広島市には35万人の人々が暮らしていたそうです。
その中には朝鮮•中国人、そしてアメリカ人の捕虜も含まれています。

1945年の12月までに14万人の方々が原爆の被害で亡くなっています。
凄まじ過ぎます。。
もちろん、これ以降も後遺症害で亡くなり続けています。
No More HIROSHIMA,NAGASAKI。

広島市の市長は、核実験を行った国の長にその都度、抗議文を送りつけています!
それが資料館の柱になっている。これもとんでもない数。

そして今回の訪問で、悲しいことに初めてみた抗議文がその柱の隣に、楽譜台のようなものに置かれていました。

それが昨年2010年の9月15日に行われた米核実験、アメリカのオバマ大統領に送られた、同10月13日付の抗議文。(国家間の公の文書だけど、すごく痛烈な批判文です!)
これ以上、この柱はいらない。


現在の世界で主に製造されているのが水素爆弾(水爆)。
これは広島に落とされた原爆より、1000倍以上のはるかに恐ろしくでかい威力を持っている。。
こんなモノ落としたら、、はっきり言って全滅です。
電磁パルスといって、核が落とされるとコンピューターなども一瞬で機能しなくなり、ネットワークはショートします。
そして、世界的に「核戦争」が勃発すると、「核の冬」が到来。
その殺傷力で、もちろん世界の大半の命は失われ、生き延びたとしても、
数ヶ月から1年間、昼夜問わず(そんなものも存在しなくなる)太陽光も覆い隠され、動物•植物は死滅。いわゆる氷河期。もちろん世界規模で。。。

じゃあ、なんで核を持つのか。
ただの、国どうしの脅し合いなんです。
いつでも犠牲になるのは市民です。

このとき家族連れで来ていた家族。
たぶん5歳くらいの子供が母親に質問してました。

「なんで”核”って必要なの?」
母親が「◯◯ちゃん。お友達がすごくほしいゲームを持っていて、それをみんなに自慢してきたらどう?ほしくならない?でもそのゲーム。本当は誰も楽しくないの。だったらそんなゲーム無い方がいいよね?」



2009年1月の時点での核保有国とその個数

アメリカ  2,702
ロシア   4,834
イギリス  160
フランス  300
中国    186
インド   60~70
パキスタン 60
イスラエル 80

この状況を産んだ「核抑止論」
要は、核をお互いの国が持つことによって、核戦争を防げるといった、馬鹿げた思想。これも結局、戦後~1985年頃まで続いた米ソの核軍拡競争が招いたこと。

過去は変えれません。

でも、これからのことはいくらでも改善できます。
個人個人が意識を持っていれば、必ず大きな輪になるはず。

もうひとつ印象的だったのは、南半球の国はほとんど核を保有していないということ。

この館内では、決して笑顔は生まれません。



ほんとに勉強不足で、まだまだ知らないといけないことがたくさんあるけど、今回思ったのは、お互いの国々が理解し合わないと!ということ。

正月の3日だというのに、ヨーロッパ•アメリカ•南米•アジアなど様々な人たちがいました。
おそらく来訪者の半数ぐらい!
それだけ意識が高いのだと思います。

その人たちがお互い、人ごみを掻き分けるときに「Excuse Me~!」と言っていたのが、なんかすごい心地良かったです。

長くなりましたが、Peace!!!!!!!!!!!


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